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つい1年前、私はユーザー企業側のコンサルタントとして、日本を代表するシステムインテグレーターのプロジェクト管理について評価する機会を得ました。
結論を言うと、非常に問題のある進捗管理をしていました。それは以下のようなやり方です。

網掛けが予定、青い線が進捗率をあらわしています。 個別のタスクがどれぐらい遅れているかぐらいは、把握できます。
しかし、プロジェクト全体では何日遅れているのでしょうか?最遅の1.75日遅れ?最早と最遅の和の1.55日?全体の加重平均? ― 曖昧です。
仮に1.55日遅れとしましょう?このまま何もせずに手をこまねいていたら何日遅れるのか?1.55日は現時点での遅れですから、もっと遅れるとみたほうがよいでしょう。では、答えは何日でしょうか?
現状認識があいまいなので、有効な対策を打つのは難しい。直感で判断することになりますが、直感で本当にうまくいきますか?
多くのプロジェクトリーダーがこのような進捗管理をしています。
この管理のやり方で、進捗が遅れたときに、有効な手段はあるのでしょうか?人を追加するにしても、何人追加すべきか明確に言えるのでしょうか?
多くのリーダーは答えられないでしょう。私も以前、このようなやり方で進捗管理をしていましたが、遅が出たら、メンバーにがんばれとしか言うことがありませんでした。非常なむなしさを感じました。
リーダーが説明できないことを、どうしてメンバーが喜んでやるでしょうか?多くのメンバーが不平・不満を言い、やがては疲れ果てていきました。もちろんリーダーである私も疲れ果てました。
実を言うと、進捗管理やコスト管理をする上で、意味のある実績データは、2つしかないのです。
その2つは、あなたがプロジェクトリーダーであれば、必ず採取しているデータであり、どちらも数値的に把握できるものです。
しかし、その2つがどれだか知らない。また、その活用の仕方が分からない。
それだけのためにメンバーやパートナー会社に無意味だったり定性的だったりするような、ノイジーな情報まで得ようとして、彼らを苦しめているのです。
たとえば、こんな苦しめ方をしているはずです。
「それで、Aさん、君は何日遅れなんだ?で、どういう対策があるんだ?それを報告して欲しい」
「何日遅れと言われましても・・・・・・。とにかく残業して、がんばります」
こんなやりとりは全く無意味です。そのうち、報告する側も嫌になり、「順調です」とウソをつくようになります。期日間際になって、慌てるのはあなたです。そして「なぜ本当の報告をしない」とメンバーを責め立てて、ますます人望を失っていきます。
必要な2つのデータが何か分かっているリーダーはそれしか報告させません。何日遅れか、どんな対策を打てばいいか、そのデータをもとに分析すれば、すぐ分かるからです。
部下やパートナーに、遅れの状況や対策を聞くのでは、無能なリーダーだと思われても仕方がないのです。
こんなことをまだ続けたいですか?その果てにあるのは、孤独だけなのに・・・
本質を知って、迷いを断ち切り、元気になりたいプロジェクト管理者およびその候補の方は、ぜひご受講ください。
このセミナーでは、以下の成果を参加者に約束します。
弊社では、受講後に参加者全員が笑顔になるセミナーを目指しております。
(このセミナーで一番役に立つと思ったことは)最後の経験談とその対策でした。
共感できる部分が多くあり、今後進めるうえでの参考となりました。(大谷正人様)
EVのかんがえかたを実例・具体例をまじえて説明いただき、イメージがとれた(大西武史様)
(気づきが得られたのは)EVMSで計画終了予定日が分かるところ。会議の招集方法ひとつでも工夫できるところ。短い時間でしたが、充実した時間でした。またあれば、参加したいと思います。(EO様)
孤立しないこと、共有してやっていくためのツールは大切だと感じました。PMは不勉強でしたが、大切なことが分かりました。(TK様)
(このセミナーで一番役に立つと思ったことは)森川さんの体験からPMが孤立してはいけないんだと認識できた点。こちらからもPMに働きかけないとなあと思いました。(亀ヶ川剛様)
進捗管理について、小難しく考える必要はなく「達成率」のみでよいと分かった。これだけであれば、メンバーにとっても負担が少なく、協力が得られやすいと感じた。セミナーの内容・構成が非常に分かりやすく、2時間がとても短く感じました。ありがとうございました。(清田学様)
進捗管理・コスト管理の本質が分かった。学ぶことが多かったです。明日から実践させていただきます。(HS様)
進捗管理とコスト管理の具体的な方法もよかったですが、孤立しない(=メンバーと一体感を持つ)という考え方が大事だと再確認できた点がよかったです。短時間ですが、内容が濃かったと思います。(佐野和也様)
IT企業における生産性や人的問題等については、PMがすべて悪いような感じがしており、ヒューマンスキルによるものだと思っていたが、ワークスキル上にも課題があることに気づきました。(TS様)
ITプロジェクトの改善についてまだまだノウハウをお持ちの様なので、いろんなセミナーを企画してください。(藤村正紀様)
進捗をどう管理していくかが分かった。演習もあり退屈することなく、実のあるものとなりました。(丸山充紀様)
シンプルでいいということが分かった。上司に言われて、表向きはガントチャートで進捗管理をしていて、実質は今日教えていただいたようなやり方を独自の方法と思ってやっていたが、これでいいんだという自信がついた。(SM様)
<後日頂戴したメールより>
今回メールを差し上げたのは日経SYSTEMS 8月号を読んでいて、p60の出来高にによって進捗を管理する「EVM」というコラムをみたので。
そこに書かれている方法よりも森川さんに教えていただいた方法の方がより簡便でプロジェクトの実態を示すものだと私は思います。(SM様)
セミナー名: 2時間で分かるプロジェクトマネジメントの本質 講師: 株式会社ITブレークスルー代表 森川滋之 日時: 2008年10月29日(水) 19:00 〜 21:00 ※開場 18:30 場所: 江東区産業会館第一会議室 参加費: 8,000円(税込) ※事前振込 当日支払いは10,000円(税込) 定員: 30名 対象: プロジェクトリーダー、サブリーダーおよびこれらの候補生 終了後、有志にて懇親会をいたします(予算4,000円程度) |
森川滋之
株式会社ITブレークスルー代表取締役。
1987年株式会社東洋情報システム(現TIS株式会社)入社。17年半のSE、SEマネージャ生活で、20以上のプロジェクトのリーダーを歴任。
2004年アルテミスインターナショナル株式会社に転職。プロジェクトマネジメントツールのコンサル営業を経て、2005年に独立。以後、ITコンサルタント、セミナー講師、ITライターとして活躍中。
PMI東京のOPM3研究会に在籍、PMI東京のプロジェクト・ポートフォリオ・マネジメントの翻訳チームにも参加した。
2008年3月、『SEのための価値ある「仕事の設計」学』(技術評論社)を上梓。同7月『ITの専門知識を素人に教える技』(共著:翔泳社)を上梓。日経SYSTEMS2008年10月号から「誰も教えてくれなかった 勉強の技術」を連載中。