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「IT人財」の育成と相互支援を通じて、誇りとゆとりに満ちあふれた精神的に豊かな社会の実現に貢献する
弊社設立者は、20年以上IT業界におりますが、プロジェクト完遂の達成感を味合うより、蹉跌を経験した方が多かったと言えます。同様の人々がIT業界には多いようで、ここ10年ぐらいの間に、IT業界は新卒者からは不人気業種となってしまいました。
一方、ITそれ自体は年々社会インフラとしての重要性を増しております。不人気業種ゆえ人材が集まらなくなっている業界が、社会インフラを支えている現実がいかに恐ろしいか ― 銀行の合併によるシステム障害・証券取引所での停止騒動・携帯電話番号ポータビリティに関するシステム障害など、システムの不具合による重大障害が次々に発生しています。
一般の企業においても、システムを導入したのはいいが、それが使いづらいがために、よけいに生産性が落ちてしまったという恨み事を至るところで聞きます。
これは、単純にITエンジニアやIT業界の営業、あるいはシステム部門の要員の問題なのでしょうか?
最初はプロジェクトマネジメントの問題だと思い、プロジェクトマネジメントの支援をする事業を始めました。最初のお客様では、プロジェクトマネジメント環境の整備をご支援しました。ところが、少しも開発プロジェクトの状況が改善されなかったのです。この時点で、大きな思い違いをしていたことに気が付きました。
関わっていたプロジェクトは、2年かけて開発した挙句、あまりにも品質が悪かったため基本設計からやり直すことになりました。そのタイミングでプロジェクトマネジメントの方法論も見直しました。ところが再設計作業は1週間も立たないうちに遅れ始めました。再度ユーザーに仕様を確認したところ、新たな要望が次々と出てきたのです。
システム開発を発注する前にやるべきことをやっていなかった ― これが粗悪なシステムができてしまった原因でした。このときに過去の失敗事例を調べたところ、失敗プロジェクトの実に9割弱において発注者側に問題があることが分かりました。
そこで、次はシステム開発の提案依頼を出す前の企画段階でのご支援を主要業務にすることにしました。
ところが、これは実に困難だということが分かりました。正しくやっている会社からは当然ニーズがありません。逆に正しくやれていない会社からもほとんどニーズがないのです。
正しくやれていない会社に対しては、営業する前に「啓蒙」が必要です。しかし、弊社単独でそれをやるのでは、なかなか世の中は変わらない。
そこで弊社と志を同じくする個人あるいは会社の人材育成と相互支援を通じて、IT導入をとりまく現実を良くしていきたいと思うようになりました。
そこで、以前は、
誇りとゆとりに満ちあふれた精神的に豊かな社会の実現に貢献する
だけであった設立理念に
「IT人財」の育成と相互支援を通じて
という枕詞を付け加えて再出発することとした次第です。
IT業界に一人でも多くの「人財」を作り、ITの提供者も利用者もともに「最幸」の人生を送ってほしい ― これが弊社の願いです。