出会い系サイトに対する怖いイメージの1つに、「突然の高額請求に出くわすのではないか?」というものがあります。
この突然の高額請求ですが、そうした悪質なサイトは実際に存在していますし、僕も体験したことがあります。ですが、そのどれもが知ってさえいれば回避可能なものばかりなんです。
この記事では、その手口や種類を詳しく紹介していきます。最後まで読んでもらえれば、出会い系サイトで怖い目に遭わずに済むこと間違いなしです。
高額請求とは?
高額請求自体は、出会い系サイトでは昔からあるベーシックなトラブルです。手を変え品を変え、様々なところで猛威を振るっています。
高額請求の手口は非常にバリエーション豊かです。しかも質の悪いことに、「ギリギリ詐欺には分類されないような手口を使ってくる」ことも多いので、もし高額請求に引っかかっても無視しておけば問題ないとはいかないこともあるんです。
基本的には、そうした悪質な事業者が運営しているボッタクリサイトに近づかなければ、高額請求の危険にさらされることはありません。
それでは高額請求のよくある手口をご紹介していきましょう。
よくある高額請求手口をご紹介
手口その1. 入会ページ開いただけで50,000円?!
これはかなり古い手口の一つです。
知らない出会い系サイトから送られてきたスパムメールをクリックしただけで、「サイトへのご入会ありがとうございます」と表示され、入会の料金として数万円が請求されるという手口ですね。
このときに、「あなたのIPアドレスは192.168.**.**です」といった情報が表示され、まるで個人情報を特定したかのような演出をしてきます。
しかしこうしたサイトのほとんどは完全な詐欺サイトです。個人を特定する情報を盗まれているということもありません。
また事前の説明や料金の明示がない場合、いくらの請求であったとしても支払う義務はありません。しかし気をつけたいポイントとして、わかりにくい場所だったとしても、そのリンクを開くことで入会が完了し料金が発生すると記載があった場合、請求された料金を支払う義務が発生する場合があります。
怪しいリンクは踏まないように気をつけましょう。
手口その2. メール1通10,000円?!
一見普通の無料出会い系サイトに見えるのですが、実際はメールを送受信する度に法外な料金が請求される、大変悪質なサイトもあります。
この手口の恐ろしいところは、サイト内に利用料に関する説明ページが用意されており、事前の説明責任は果たしているという体を取っているところです。
しかしその料金説明のページはわかりにくいところにあったり、かなり小さい文字で表示されているせいで気付きにくかったりすることが多く、見落としてしまうようなサイト構成になっています。
しかし、あくまでも料金は事前に明示されていたということになったら、支払いを避けることができない場合もあるのです。
手口その3. メールアドレスの交換が10,000円?!
これも悪質なサイトにはありがちな高額請求の事例です。
普通にメールを送ったりする分には普通にポイントを消費するだけなのですが、いざ連絡先を交換しようとするとメールアドレスやLINEアカウントのテキストが文字化けするなどし、「連絡先を表示する場合は10,000円必要です」といった記載が出てきます。
しかもお金を支払って手に入れた連絡先がデタラメなもので、実際にはメールを送ることすらできない場合もあるのです。
またこうしたサイトのほとんどは、「入会キャンペーン」と称し、「入会特典の無料ポイント」が付与されていたりします。そしてなぜか、無料ポイントを使い切る前に「連絡先を交換したいという女の子が出現」するのです。
つまり会話をしている相手は出会い系にサクラで、初めから連絡先を交換するタイミングで高額請求をすることを目的とした詐欺サイトということですね。
高額請求に引っかからないためには有料サイトを利用しよう
こうした高額請求の被害は後を絶たず、消費者センターへの相談はひっきりなしにあるそうです。
しかし安心してください。こうした高額請求を確実に避ける簡単な方法があります。
「老舗の有料サイト」を使えばいいのです。
真っ当な有料サイトであれば、初めから良心的な金額がわかりやすい場所に明示されていますので、不意の高額請求に襲われるようなことは絶対にありません。
また一般的な範疇の金額であったとしても、サクラしかいないサイトもありますので、有名な老舗サイトを使うようにしましょう。